ウエディングケーキをたべるまで

婚カツ・美容・だめんず・転職 紆余曲折しながら幸せになるまでの日常を記録。

【報告】父が胃がん宣告を受けました。

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こんにちは。ささです。

今回はかなり重たい話になってしまうのですが、

父が胃がんになってしまいました。

 

記事に書くと、

なんとなく怖さが増すような気がして

書く勇気が持てなかったのですが、

同じように家族が重い病気になってしまった方や

現在、自分自身が病気になってしまった方に少しでも

役に立つ記事が書ければと思い、決心しました。

 

 

胃がんが見つかるまで

父は、とにかくワーカーホリックで週6日は仕事をしていました。

通勤時間も2時間くらいかかるので、

朝早く家を出て、帰りも夜の11時近く。

それを何十年と続けていました。

 

こんな生活をしているのに

大きい病気も風邪すら引くこともないくらい

父は丈夫でした。

 

そんな父が、ここ1、2年ずっと調子が悪そうだったのです。

そして、昨年の11月に駅のホームで倒れてしまい、

その時は救護室で休ませてもらったようなのですが、

大の病院嫌いで、その後家族が何を言っても

病院には行ってくれませんでした。

 

病状が急変したのは、

年明けくらいからです。

職場から帰宅する時、具合が悪くなってしまい家には帰れず

会社で泊まるようになったり、

息切れがして、歩けなくなってしまったりと

誰が見ても、何かの病気だと思ってしまうほど

病状は悪化していました。

 

私や母が、

「本当に病院行った方がいいよ!」

そう何度言っても、

仕事が忙しい、休めない、ただの貧血だの一点張りでした。

 

そんな日々が3ヵ月経った頃、

顔色も次第に青ざめ、呼吸するのもきつそうなくらい

具合が悪くなり、母が無理やり病院に連れていきました。

 

即、検査入院

母が病院に連れて行き、診察を受けると

血液の数値があまりにも低いため

その日からすぐ、入院生活となりました。

そこから毎日検査が入るため、

父は4日間絶食をし、輸血と点滴だけで過ごしました。

 

入院2日目に胃カメラを行い

胃から出血しているところが見つかりました。

父は胃からの出血のせいで重度の貧血になっていました。

そして胃の出血しているところの細胞を切り取り

病理検査にかけ、

結果を待つことになりました。

 

入院3日目

電話で父から母へ検査の結果が伝えられました。

その時の母の様子は、落ち着いてはいたものの、

「一緒に頑張りましょう。」と言っていたので

結果が良くなかったんだろうなと私もすぐに察しが付きました。

 

そして母から、

「お父さん、胃がんでした。」

と伝えられました。

私はその時のことをあまり覚えていないのですが、

そこまで落ち込むというよりは、

”なってしまったなら、もう治すしかない!”

そういう気持ちでした。

 

胃がんとわかってからの日々

入院している父の姿を見るのは

正直最初は辛かったです。

弱っている父を見るのも初めてだったし、

どういうふうに接したらいいかもわかりませんでした。

 

元々、父は家にもほとんどいなかったし、

同じ家に住んでいるのに顔も合わさない日も多く、

話したこともほとんどなかったんじゃないかなと思います。

 

なので、父がガンになったことで

初めてこんなに毎日顔を合わせて病気以外のことも

沢山話せて、父が優しくなって、母にも頼るようになって…

私たち家族にとっては、今やっと

家族をしてる

と感じます。

 

失うことばかりじゃないんだなと

本当に毎日感じるようになりました。

 

胃がんについて外科医から詳しい説明を聞いてきた

胃がんと診断を受けていたものの、

まだ詳しい病状は検査しないとわからないと

言われていました。

そして、外科医の先生が家族も含めて詳しく説明するということで

聞きに行きました。

 

母は

”まだそこまで深刻ではないだろう”

”胃を切れば治るんだろう”

そう思っていたようです。

私は、最悪な結果もあり得るのかもしれないと覚悟を

持って先生の話を聞きました。

 

結果はステージでいうとステージ2~3。

ガンとしては大きいガンで、タチの悪いガンだと。

CT上は他の臓器には転移はしていなさそうだけれど、

リンパが腫れているから、

胃と近くのリンパはすべて切除することになる。

その前に抗がん剤を使ってガンを小さくする。

 

そのようなことをおしゃっていました。

さらに、

腹膜播種(ふくまくはしゅ)という、

ガンがお腹全体に広がっていないかを検査して

それがなければ抗がん剤治療に入れるそうです。

広がっていた場合、ステージは4になるともおっしゃっていました。

そうなると、手術ではとれないと言っていました。

 

その検査が明日行われます。

 

先生からの話を聞いた後

誰一人何も話さず、病棟の食堂まで向かいました。

全員ショックを隠し切れませんでした。

ステージ4になってしまったらどうなるのだろう、

死んじゃうのかな、

色々な思いがそれぞれあったと思います。

 

母が

「とりあえずは、お腹の検査してからだもんね!!」

と気落ちしないように声を掛けたのですが、

父は一人になりたかったのか、すぐに病室に向かい、

私たちを締め出すようにカーテンを閉めてしまいました。

 

泣きそうな父の顔を見た時、

”病気って怖いな”

”私には何ができるんだろう”

 そう、思いました。

とにかく、病気は1人きりで戦えるものじゃないし、

支える側も1人では無理だと思うので、

父と母のフォローをとにかく頑張ろうと決意しました。

 

男性の貧血は危険!!

父は貧血の症状から胃がんが見つかりました。

それ以外の自覚症状は全くなかったのです。

(腹痛もなく、食欲はある状態でした。)

 

女性は貧血の方も多いと思いますが、

男性で貧血の場合は、

どこかの臓器から出血している可能性があります。

それが、潰瘍なのかガンなのか調べてみないと

わかりませんが、

家族や身近な人が少しでも具合が悪そうだったら、

早めに病院へ連れて行くべきです。

たかが貧血と軽く考えてはいけません。

 

父も私たち家族も

”なんで、もっと早く病院に行かなかったんだろう”

”なんで無理やりでも連れていかなかったんだろう”

と何度も後悔しました。

 

早期発見の重要さを改めて感じました。

また、検査の結果が出ましたら、

ご報告いたします。